横目の象牙

横目の象牙について

  • 字入れ

    横目の象牙といいますのは、象牙の印材のとり方の違いになります。
    普通、象の牙から印材をとる場合は、効率よく象牙の牙を適度な厚さに輪切りにし、縦に取る方法がとられます。
    その場合は、中心に近づけば近づくほどにキメが細かく、美しい印材ということになります。
    また、中心部は芯持ちということになります。
    横目の場合は、象牙の牙を最も贅沢に使用する取り方になります。
    象牙の牙を厚めに輪切りし、輪切りを中心として横向きに取ります。ですので、とれる印材は数本ということになり、大変貴重です。 また、見た目にも横目の象牙は持ち手に渦をまいたような象牙の年輪がでます。
    同じ象牙であっても、 持ち手部分の象牙に渦のような模様が入っているのが横目象牙の一番の特徴です。

    横目の象牙は珍しく高価なものであり、人と少し違ったものをご希望のお客様に人気があります。
    ただ、横目の象牙は横に激しく目があるため、美しく手彫りで彫刻するには大変技術が必要となります。

    なぜなら、硬い象牙の印材&横に目があるので、大変彫刻しにくく、欠けやすいという難点があります。
    珍しく思わず、見とれてしまうような模様の特徴があり人気があります。
    当店では、お客様がご希望でしたら上質の横目の印材を取り寄せ、彫刻することも可能です。
    ご希望のお客様は、ぜひお問合せくださいませ。

お問い合わせ